プロボクシング元WBO世界バンタム級王者でWBO世界スーパーバンタム級3位のジョンリール・カシメロ(34=フィリピン)がWBC、WBO世界同級王者井上尚弥(30=大橋)への挑戦につなげる元世界王者対決に臨む。12日、東京・有明アリーナで元IBF世界同級王者小国以載(35=角海老宝石)との同級10回戦を控える。11日には都内で前日計量に臨み、両者そろってリミット55・3キロでクリア。前日会見にも出席した。

元世界王者対決を控えたカシメロは「小国との対戦は良い試合になるので楽しみにしている。井上尚弥とずっとやりたい。もはや“ベストフレンド”になっている感じ。ずっと井上のことを考えてはいないが、小国とやってから井上だ。早く試合がしたい」と強い意気込みを示した。

20年4月に1度は対戦発表されながら、コロナ禍で中止となった井上との対決。以後、カシメロは「井上に勝つ」と発言を続けてきた。その根拠を問われると「今は何も言えない。井上戦の契約書にサインしてから言う。ファンのみんなが希望しているカードだ。それが実現したら、井上はその決断を後悔するような試合になる。明日は頑張って小国以載選手を倒す」と不敵な笑みを浮かべた。

同興行をプロモートする元WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪氏は「カシメロがロード・トゥ・井上尚弥にきちんとつなげるのか。小国選手が(16年に倒したIBF世界同級王者ジョナタン・)グスマン戦の再現をするのか。楽しみな試合になる。みなさんに見届けてほしい」と期待を寄せていた。