AJスタイルズが引退宣言したようにみせかけ「宿敵」のWWEヘビー級、ユニバーサル統一王者コーディ・ローデスをスタイルズクラッシュで葬った。新日本プロレス時代から長年の盟友となるカール・アンダーソン、ルーク・ギャローズとともにリングに姿をみせたAJスタイルズは珍しくジャケットを着用した正装だった。

5月4日のプレミアム・ライブイベント、バックラッシュ大会(フランス・リヨン)でローデスに挑戦したものの、敗れていたAJスタイルズは、試合後にスマックダウンのニック・アルディスGMに通告された内容を伝えた。「もう1度、王座挑戦するなら列の最後に並べと言われてしまったよ。まあ、いろいろと考えさせられた。自分のキャリアを考えると、それは無理だ。そしてこの人生で待たされるのは嫌。もう20年以上もリングに身をささげてきたからな」と、このまま現役を辞め、リングを去る言葉を並べた。

観客から「AJ、ありがとう!」コールがわき起こると、寂しそうな表情を浮かべ「つい先週、息子が高校を卒業した。もうAJスタイルズを辞めて、父親になろうかと思った」と吐露。そのままアンダーソン、ギャローズと抱擁を交わし「お前たちは兄弟。最後のこれをやっておこう」と3人で右手のウルフパックを合わせた。ここでリングにスーツ姿の統一王者ローデスも呼び込んだ。

AJスタイルズは「フランス・リヨンの試合は俺のキャリア史上最高マッチの1つだった」と感謝の言葉を伝えた。ローデスからは「あんたの決断に関して言いたいことはあるが、俺らにとっては兄弟みたいなもの。本当にありがとう、AJスタイルズ」と別れの抱擁を交わした。スマックダウンの「顔」というバトンをわたしたムードが漂うと、AJスタイルズが急変。なりふりかまわず、ローデスをナックスパートで殴り続けて場外は投げ飛ばした。

さらに鉄製階段上からローデスに得意のスタイルズクラッシュで場外マットにたたきつけた。まったく動けなくなったローデスを横目に、不敵な表情を浮かべたAJスタイルズが、行動で再び「宣戦布告」した形となった。引退報告はローデスを陥れるための、まったくのでっち上げだった。

なおWWEスマックダウン大会はABEMAで放送された。