22年10月に死去したアントニオ猪木さんのイベント『超・燃える闘魂 アントニオ猪木展』(超猪木展、入場無料)が6月20日~26日まで京王百貨店新宿店7階大催場で開催される。昨年8月、京王百貨店新宿店B1階「on the corner」で開催された「燃える闘魂 アントニオ猪木展」第1弾を大幅に超える規模のスペース、展示品数、特別企画を用意。50年前の74年6月20日、タイガー・ジェット・シン戦に熱狂し、76年6月26日のムハマド・アリ戦に胸を躍らせた「猪木黄金の1週間」を会期としている。開催を企画した猪木元気工場(IGF)の宇田川強取締役(46)が日刊スポーツの取材に応じ、超猪木展への思いを明かした。
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-「超」として昨年8月以来、猪木展が新宿に戻る
宇田川氏 やはり「超」ですから、規模スペースは昨年8月の5倍ぐらいになっています。現時点での集大成のつもりで開催に向けて取り組んでいます。古舘(伊知郎)さんら何十人とグッズ提供の協力をいただいていますし、開催前ぎりぎりまで展示品を集めたいと思います。
-全国行脚中の「猪木展」が熊本開催と会期が重複
宇田川氏 重複しているために今回の展示品は猪木展では初お目見えになるものばかりになります。これまでの猪木展とは違うと思ってください。1つ1つ、懐かしく見てもらえる。テレビで観ていたものを間近で感じてもらいたいです。猪木さんの執務室の再現、WWE殿堂入り式典で着用したタキシードなど愛用品の初お披露目も多いですし、猪木酒場や猪木闘魂トレインなど、相当なボリューム感があります。
-ずばりコンセプトは
宇田川氏 通常の猪木展は猪木さんの半径5メートルぐらいを網羅していましたが「超」は半径10メートルと「猪木の輪」が大きくなっています。猪木さんと対戦したライバル、猪木さんに関わる方々の思い、グッズを展示が中心となる。常々、猪木さんが言っていた環状線理論ではないですが、これまでの猪木展はコアな猪木ファンに向けて、そして「超」はプロレスファン、ライトなファンにも分かってもらえるように取り組んでいますね。
-あの猪木酒場が復活する
宇田川氏 メニューは再現できなかったですが、違ったテイストでオープンします。料金は1万円に設定し、ローストビーフやにぎりずしを含めたビュッフェ形式となる2時間の食べ放題と飲み放題、特別コースターのプレゼントもあります。試合映像を観られますし、藤波(辰爾)さん、武藤(敬司)さん、蝶野(正洋)さん、藤原(喜明)さん、小川(直也)さんのトークも含まれています。
-猪木闘魂トレインも目玉
宇田川氏 あらためて発表がありますが、車両内の内装がすべて猪木一色になっています。私とデザイナーさんが考えて写真の選定からやっています。「リング内外の猪木」をちりばめたイメージです。乗ったら圧巻だと思います。眺めすぎて降車駅をお間違えのないようにしてほしいです(笑い)。
-猪木展の全国行脚で感じたことは
宇田川氏 猪木展で全国に行き、ファンのみなさんの声を聞くことができたのは大きいですね。猪木が亡くなって1年半以上経過しますが猪木ロス、昭和プロレスロスになっている層がいます。「猪木さんの元気をもらいました」と声をかけられましたし、求められているような熱を感じました。来年は昭和100年。昭和スポーツ史と言えば野球、相撲、プロレス。昭和のプロレスの戦いを表せたらいいと思います。今回の超猪木展ポスターも昭和のイメージで製作しました。
-昨年8月の猪木展は13日間で約3万人の来場者
宇田川氏 いつも猪木さんには『満員ではダメだ。超満員にしないといけない』と言われていました。今も夜な夜な目覚めて、超猪木展の入場者が少なかったどうしようという苦しさはあります。今でも猪木さんにチェックされているような気がします。「超満員」になるように超猪木展に全力を注いでいます。ぜひ、みなさんに来場していただきたいと思います。
(おわり)
★超猪木展みどころ★
猪木さんの対戦記録(64、68、72、76、80、84、88年など好ファイトを中心に文字で構成)をデザインした「闘魂の壁(ウオール)」が設置される。その壁の前には猪木さんとゆかりの選手たちの貴重なグッズが展示。ジェット・シンのガウン&愛用サーベル、猪木さんとの「日本人大物対決」で激闘を繰り広げた、ストロング小林さんのガウン(初展示)、「人間山脈」の異名を持つアンドレ・ザ・ジャイアントさんのシューズ、「超人」ハルク・ホーガンの一番Tシャツ、「アメリカンドリーム」ダスティ・ローデスさんのガウン、特別に古舘伊知郎氏所蔵の「実力世界一」ベルトも展示される。
会場にはIGF(イノキ・ゲノム・フェデレーション)時代の猪木さんの執務室を再現。実際に使用していた机やいす、直筆の書やサイン、猪木さんが身に着けていた愛用品やスーツや各種ストール、移動の際に使用していたキャリーバッグやコシティ、最後のテレビ出演となった24時間テレビで着用していた黄色のTシャツも展示される。
また開催期間中に京王百貨店新宿店内で新宿、池袋などで営業していた「アントニオ猪木酒場」が限定復活。店舗内では猪木さんの試合を放映し、毎日日替わりゲスト(藤波辰爾、武藤敬司、蝶野正洋、藤原喜明、小川直也)も登場する。さらに京王電鉄の協力のもと「猪木闘魂トレイン」も運行予定となっている。

