13日の日本武道館大会で引退を表明したプロレスリング・ノアの斎藤彰俊(58)が22日、チームノアのメンバー潮崎豪、モハメドヨネ、小峠篤司、Hi69とともに、都内で引退会見に臨んだ。

「聞いていただければ何でもお答えしたいと思います」という斎藤は今の心境や、チームノアのメンバーたちへの思い、故三沢光晴さんの最後の試合となった2009年6月13日のことなどについて心を込めて話した。

斎藤の現役最後の試合は「斎藤彰俊引退記念大会~Deathtiny~」(11月17日、愛知・ドルフィンズアリーナ)となる。加えてそれまでに「ザ・リーヴPresents LIMIT BREAK EX.」(9月28日、横浜ラジアントホール)、「ザ・リーヴPresents LIMIT BREAK.4」(10月20日、品川プリンスホテルClub eX」にも出場する予定で、残りは3大会となる。以下、一問一答。

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-いつ頃から引退を考え始めたのか、そしてその理由

「この世界に入ってしばらくした時に、若い選手やでかい選手と正面からぶつかれなくなったらもう、すぐにやめようと。それが20代であろうが、30代であろうが、すぐにやめようというのはずっと、自分の中にあったんですよね。でもなぜ今かというと、日本武道館で(世界ヘビー級)選手権。15年前は隣の潮崎選手がチャンピオンで自分がチャレンジする場でした。今度は自分がチャンピオンで、チャレンジャーで潮崎選手が来てくれる。さらに今日みたいな私の会見でチームが集まってくれるって、こんな良いチームないと思うんですよ。こんなメンバーに囲まれて、その武道館のシチュエーションで、伝えることを伝えたいと思ったら、今しかないんじゃないかなって。こんな素晴らしい、すべてが交差する時は今日、今しかないだろうなというのがあって。それでまあ武道館で。正直、あの時はもう本心ですね。試合終わった時に、あ、今しかないなっていう」

-今年、欠場されてますし、コンディション面は引退を決めた一つの理由になったのか

「コンディションに関しては、あんまり休んでないからちょっとっていうところはあったんですけど、自分自身の中でここが悪いから辞めるとか、そういったことはまあ一切ないですね。苦しいのは家計ぐらいで(笑い)、あと何も苦しみはないです。大丈夫です」(ここでチームノアのメンバーたちから「家計が苦しいのにやめちゃうんですか?(笑い)」という突っ込みが入る)

-引退試合の舞台はドルフィンズアリーナ

「実は一番最初に自分がノアに試験的に参戦したのが同じ場所だったんですよ。ノアができた2000年の夏ですね。その時にその場所で。人間って生まれる時も亡くなる時も1人じゃないですか。その場でノアの斎藤が生まれたとしたならば、その場で引退なのかなっていうとこもありますし。まあ昔から、歴史とか覚えるのに語呂合わせなんかしてましたけど、11月の17日ね、『いい試合が多いから、行けよ名古屋』って感じですよね。そういう感じで皆さん、この11月17日を覚えてもらえたらと思います」

-引退試合で何か思い描いていることは

「これから引退ロードというのもあるとは思うんですけれど、自分自身そのリングを降りるその瞬間まで、熱く戦いたいので。もしかしたら、今からやる中で『うわっ、こいつと戦いたい』というのがいきなり出るかもしれませんので。昔からそうなんですけど、なんか前もって決めて、計画的にそこに進むっていうのはちょっと苦手なんですね。直感的なところがあるので。もちろん時期が11月の17日って決まってるんで、それには合わせますけれども、まあ自分の気持ちに素直に、とは思っています」

-引退までにやっておきたいこととかやっておきたい相手は

「この前の武道館で潮崎豪という男ときたというのが、自分の中で一つ。それとやはりこの仲間と最後の最後までっていう気持ちもありますし。あと誰と戦いたいというのは、引退は決まりましたけれども、そこに向かってどんどんフェードアウトしていくわけではないので。目の前にやりてえっていうのがあったら、これはもう熱くぶつかるので。そこまではもうそろそろ引退だな、だからこの人とやっておきたいな、っていうのは持たないで、最後までもう突き進んで、最後散るっていうのが自分の生き方かなと思ってます」