東京女子プロレスは今月20日に大田区総合体育館大会「WRESTLE PRINCESS 6」を迎える。同大会で行われる「プリンセス・オブ・プリンセス王座戦」で渡辺未詩を相手に4度目の防衛を目指す王者の瑞希(30)に今の気持ちを聞いた。
-立場を入れ替えてのリマッチになるプリプリ王座戦に向けての気持ちを教えてください
「1・4でベルトを獲った時にも未詩のバケモノさと、プリンセス感を十分味わえたなって思っていました。でもこの前の東京プリンセスカップで、(遠藤)有栖への(ファンの)後押しもすごかった中で未詩が勝ったのを見て、実力はもちろん、このベルトにかける気持ちもすごく強いんだろうし、とんでもない夏のプリンセスになってる、というのを感じています」
-1月の対戦と比べて、最近の未詩選手に変化はありましたか
「ベルトを落としても、強さや存在感、そのあたりは何も変わらなかったというか。ずっと強くてキラキラし続けてるなぁって思います」
-瑞希選手は今度の対戦がどのような戦いになると思いますか
「私は未詩のことをプリンセスだと思ってます。でも自分も未詩からベルトを獲って、(辰巳)リカさん、山下(実優)、荒井(優希)ちゃんと防衛していく中で、そして東京女子のみんなと試合をしていく中で、今まではこのベルトを持ってるからプリンセスにならなきゃって思ってたんですけど、なりたい自分とならなきゃって思える自分になろうと思えたんです。なので今は本当に意味わからないくらい(笑い)私プリンセスだなって思うし、(ベルトは)あるべき場所にある。そして今度の戦いはベルトにふさわしいプリンセスはどっちなのかなっていう戦いになると思います」
-瑞希選手は得意技「渦飴」がネットでバズったり、ご自身の影響力に関してはどう考えていますか
「正直、『私が、私が』って前に出るタイプじゃないし、どこか一歩引いてしまう部分はあるんですけど、渦飴とか今までたくさんの方が見てくれて(会場で)『アメトーーク!で見てきました』とか言ってくださったり。誰かのプロレスを見るきっかけになってるんだなっていうのを最近すごい感じるので。(人に伝えることも)やっぱり大事にしていかなきゃいけないな、とは思います」
-瑞希選手と未詩選手は2人とも強いレスラーですが、見るからにパワーがありそうな未詩選手と、パッと見ではそうは見えない瑞希選手と対照的な感じがします
「未詩はそうですね、良い意味で本当に強そうに見えて強い。私はそういうふうにはなれないとも思ったし、いろいろ悩むこともあったんですけど。時間はかかりましたけど今のスタイルを貫いてよかったなって思います。自分に1番合う戦い方が、今1番できてるなって感じます」
-その1番完成されている時だからこそ、絶対に防衛したいという気持ちは強いのでは
「そうですね、今、東京女子プロレスを初めて見るっていう方も増えてるなと感じるんですけど、初めて見る人からしたら『あの子がチャンピオンなの?』って、見た目ではびっくりすると思うんです。そのびっくりした気持ちを良い方向に持っていけるようなチャンピオンになっていきたいから、まだまだ伝えたいこと、届けたいことがあるので、ベルトを守り続けたいなと思います」
-そういうチャンピオンの瑞希選手を、みんなお姉さんみたいな感じで慕っているのではないでしょうか
「でも私はたぶん誰よりも緊張してるし、タイトルマッチ前になるとすごい心が不安定になるんです。すごいナーバスになるというか、プレッシャーを感じやすいタイプなんです。そこをどちらかというと、みんなが支えてくれてるっていう感じがします。入場前とか何から手をつけていいか分からなくなって、準備ができなくなっちゃう。本当にバタバタしちゃうから、みんなが『先にガウン着て、ベルトつけて』みたいな。そして『行ってらっしゃい』って言ってくれるくらい、みんなが支えてくれて。それで私はみんなの“先頭”じゃなくて“真ん中”に立たせてもらえていると感じています」
-東京女子からはそういう“みんなの力”をとても感じます
「本当にみんなが個性であふれてて、すごいなぁと思います。しかも、すくすくと勝手に伸びてくれる(笑い)」
-そういう意味で今度のプリプリ王座戦は、お互いがプリンセスを主張する中で“プリンセスの中のプリンセス”を決める戦いとなります
「ベルトを懸けたプリンセス同士の戦いだけど、ちょっとこのベルトが私にしっくりきすぎているので(笑い)。守りたいなっていう気持ちと、やっぱり未詩に勝ちたい。負けられないじゃなくて、勝ちたいって思います。こんなキラキラした未詩に勝ちたいっていうのが一番ですね」
-それでは最後にファンの皆さんにメッセージを
「今回の大田区のカードも、私から見てもすごくワクワクするようなカードがそろっているなと思っていて。第1試合からすてきなバトンをつないできてくれると思うので、私はそれを持って未詩と走りきりたい。そしてやっぱりベルトを防衛する姿を見てもらいたいし、応援してくださってる皆さんと、小さな夢から大きな夢まで心がときめくような夢を一緒にかなえていきたいし。応援の力って本当にすごく勇気をもらえるので、足を運んでほしいし、どうしても行けない方には、配信で見て応援してくださるとうれしいです。何か必ず、心にキラッとしたものを、明日が楽しみになるプロレスを、届けたいと思っているので、9・20は私たちと一緒にすてきな思い出をつくってほしいです」

