西十両11枚目の若の里(39=田子ノ浦)が、東十両7枚目の荒鷲(28=峰崎)に敗れ3勝8敗となり、負け越しが決まった。

 右四つで左上手をつかんだが、攻めていけずに突き落としを食らった。支度部屋では何度も手術した両膝をアイシングしながら「上手を引いて行けるかなと思ったけれど、上手を引いても勝ちまでもっていけない。それが今の実力でしょう。10年前なら勝ちパターンでしたけど」と苦笑した。

 十両残留には6勝が必要な状況で、残りは4日間。窮地に追い込まれたが、かつて大関候補と言われた39歳のベテランの気力は、まだ衰えていない。

 「トーナメントのつもりで、やるしかないですよ。ガハハハ」と笑い「まだ8敗ですから。これからですよ。年齢的にも力が落ちているのは事実ですから。それはしっかり受け止めて、トーナメントのつもりでやりたい。終わったことは考えない。明日のことです。十両にいる間は相撲を取りたい。今までやってきたことを全部出して、4日間悔いの残らないようにやりたい」と決意表明した。

 さらに「まだまだあきらめないし、気持ちは切れていないですよ。体は思うように動かないけど、気持ちだけはまだまだやれる。言うこと聞かない体を気持ちで動かして、何とか4日間頑張りたい」ときっぱり。支度部屋を出る前には「あと4日に相撲人生を懸けるしかないな」とつぶやいて、帰路に就いた。