西十両5枚目の御嶽海(22=出羽海)が、3敗同士の対戦で東十両5枚目の輝(21=高田川)を押し出しで下し、勝ち越しを決める8勝目を挙げた。

 7勝1敗と勝ち越しに王手をかけながら、連敗でお預けとなっていた。ただ「負けた2番の相撲も、ちゃんと前に出ていた。それを自信に替えて(臨んだ)」と話すように、持ち前の押し相撲に徹し、下から押し上げるように長身(192センチ)の輝を一気に押し出した。

 先場所は新十両優勝を果たした。この日、ただ1人全勝の豊響(30=境川)が敗れ、その差は2。2場所連続十両優勝の可能性はもちろん、今後の星の上積み次第では、十両2場所通過での新入幕の夢も視界に入る。「第1段階の目標(=勝ち越し)をクリアしてホッとしています」と笑みを浮かべる御嶽海は「第2段階の目標は」の問いに「自分の相撲を取るだけです」と具体的な目標は避けた。それでもこの日、地元の長野から駆けつけた大応援団の期待は、連続優勝&新入幕の両手に花だ。