大相撲の大関稀勢の里(29=田子ノ浦)が、初の賜杯へ太鼓判を押された。秋巡業は25日に山口・下関市で開催され、17日間の全日程を終了。稀勢の里は「しんどかったですね」と笑いつつ「しっかり調整して戦える体を作っていきたい」と九州場所(11月8日初日、福岡国際センター)に向けて意気込んだ。
横綱白鵬が左膝、大関照ノ富士が右膝を負傷するなど上位陣に万全な力士がいない中、好調の幕内嘉風らと精力的に稽古した。土俵下で見守った尾車巡業部長(元大関琴風)からも「充実してきているし、そろそろ来るんじゃないかな。少なくとも優勝争いはしてくれると思う。どこもケガもなく、いい線行ってくれるような気がする」と、栃東以来約10年ぶりの日本出身力士の優勝を期待された。
九州は新入幕を迎えた場所で、大関昇進も決めた「縁起のいい場所」だという。今日26日に番付が発表され、本格的な稽古を再開。稀勢の里は「連合稽古もあるので、そこで確かめながら。これからまた2週間しっかりやりたい」と静かに闘志を燃やした。【桑原亮】


