新十両の朝弁慶(26=高砂、東9枚目)が、会心の相撲で3勝目を挙げた。

 西十両7枚目の旭大星(26=友綱)戦。特に作戦を練ることもせず「確か先々場所は勝って、その前は負けた相手だな」という程度の“予備情報”で土俵へ。下からグイグイと腕を伸ばし、足も休まず前進。危なげなく押し出した。

 前日は関取初黒星を喫したが「まっ、いいか。まだ3日目が終わったばかり。残りはたくさんある」と、幕下時代の1場所7番から15番に増えたことを、超プラス思考にとらえた。

 先場所までは「いつもは負けると尾を引くんですが、うまく切り替えられました」。初日に続き、裁く行司がしこ名の生みの親でもある木村朝之助、呼び出しは利樹之丞と「高砂ファミリー」に囲まれての勝利。初日は緊張でガチガチになり、何も覚えていなかったようだが「今日は利樹之丞さんの呼び出しも聞いて、朝之助さんの声も聞いて『よしっ』と気合を入れて土俵に上がりました」。まだまだ白星を重ねそうだ。