西序二段95枚目の羽黒豊(はぐろほう、22=立浪)が、序二段優勝を果たした。東序ノ口14枚目の琴隼を押し出し、7戦全勝とした。

 最高位は幕下20枚目の実力者。今年1月の初場所で左膝の前十字靱帯(じんたい)を断裂し、4場所連続で全休した後、今場所から復帰していた。「全治1年くらいと言われたけど、なるべく早く復帰したかった。相撲を取ったのは8月からです」と振り返った。

 9月には茨城県常総市の水害により、同市内の実家が床上浸水の被害にあった。「9月場所は出られなかったので、家の手伝いをしていました。被害を自分の目で見て、言葉にできない思いでした」。現在も自宅の1階は使えないため「優勝して、リフォーム資金でも、と思いながらやっていました」と打ち明けた。

 今後の目標は、番付を上げていって関取になることだ。