11月20日に死去した、元横綱で日本相撲協会の北の湖前理事長(享年62、本名・小畑敏満)の協会葬が22日午後1時から、東京都墨田区の両国国技館で営まれた。

 一般ファンの焼香者約1600人を含め、約2500人が参列。葬儀委員長を務めた八角新理事長(元横綱北勝海)は弔辞で、史上最年少21歳2カ月での横綱昇進や、横綱在位63場所、横綱勝利670勝が、いまだに破られていない前人未到の大記録であることを紹介し「偉大な昭和の大横綱は、すべての力士の目標でありました」としのんだ。

 そして、自らも理事長の下で協会幹部として働いたことを振り返り「理事長の下で協会運営に携われたことは私にとって、一生の財産であります。今後、私どもは理事長の長年の偉大な功績に報いるためにも、1日でも早く、この深い悲しみから立ち直り、大相撲のさらなる発展に向け、協会員全員が一丸となって努力していくことが理事長への何よりの供養と、決意を新たに致しております」と決意を語った。

 滞りなく協会葬を終えた後も、あらためて「理事長が今まで歩んできた道はご苦労なさって来た道だったと思う。私たちがしっかり受け止めて、協会員一丸となって歩んでいかなければならないと思っている」と力を込めた。

 前理事長は常々「土俵の充実」を口にしてきた。その遺志を受け継ぎ「皆様に愛される大相撲になっていかなければならない。初場所も始まります。力のこもった相撲を展開していきたい。力士も、体調面やいろんな面できついときもあると思うが、土俵の上では頑張って欲しい」と話した。