綱とりに挑む大関琴奨菊は「重さ勝ち」と胸を張った。栃煌山にもろ差しを許して「相撲的には危なかった。でも、感覚的には危なくない」と心に余裕があった。腰を左右に振り、左を巻き替えて一気の押し。2日続けて不利な形の相撲をものにして「この2日間は不思議な感覚の勝ち。(今までなら)負けてるやろ。地力がついたかな」と笑った。
前夜は祐未夫人と岩盤浴で1時間半、汗を流した。「違う汗をかいて体が突き抜けた感じ。初日みたい」と疲れが取れたことが、相手への圧力につながった。
いよいよ大関戦が始まる。相手は全勝の稀勢の里。「強いよ。前から言っているけど(稀勢の里は)強いから。(連勝は)たまたまじゃない」と認めた上で、59度目の対戦に向けて「楽しみだね。気持ちよく、楽しみながら、楽に、出し切って」と、肩肘張ることなく笑顔で答えた。

