平幕の逸ノ城(24=湊)が、結びの一番で横綱白鵬に敗れ、3敗目を喫した。

 立ち合いからすぐ左上手を許したものの、右下手でまわしを引き、200キロ超の巨体で圧力をかけ続けた。「あそこですぐに(勝負に)いけばよかった」。一瞬左でもまわしをとったが、すぐに切られた局面を残念そうに振り返った。全勝で単独トップの横綱との直接対決、勝てば1差にできる機会を逃した。「前に横綱と戦った時より、勝負がつくまで時間はかかった。それだけでも…」と自分を納得させていた。