大相撲の新大関貴景勝(22=千賀ノ浦)が5日、東京・台東区の部屋で稽古を行い、2日連続で出稽古にきた西前頭7枚目明生(23=立浪)を三番稽古で圧倒した。
12番取って11勝。立ち合いから一気に押し出す本来の展開だけでなく、自ら左を差して寄る相撲、四つに組まれながら土俵際ですくい投げを決める場面もあった。夏場所(12日初日、東京・両国国技館)で自己最高位を更新するなど、勢いのある明生を寄せ付けず「出稽古にきて普段はできないので集中してやった」と気合十分。立ち合いから突き放せない展開も想定した内容で「(場所では)うまくいかない部分もある。両差し速攻も少しは意識しないといけない」と、今後の引き出しを見据えた。
上々の仕上がりを印象づけたが、現在の調子については言及しなかった。「体の反応は悪くなかったけどもうちょっと。自分の中で(順調かどうか)決めない。(調子が)良くても悪くても場所はくるので、そういうことは思わないようにしている」。6日は横綱審議委員会(横審)の稽古総見、7、8日には二所ノ関一門の連合稽古が行われる。「総見、連合と続くのでそこでピークを持って行ければと思う。最終調整をしたい」と、新大関として迎える場所へ、エンジンを上げる。

