NHKの吉田賢アナウンサー(66)が、2日間にわたって引退相撲の司会を務めた。30日は大山親方(元小結北勝富士)、31日は桐山親方(元関脇宝富士)の引退相撲が東京・両国国技館で行われ、吉田アナのつつがない進行で予定通りに式が進行した。
吉田アナは「昨日も今日も大勢のお客さんがいらっしゃいました。これも大山親方と桐山親方のお人柄によるものです。昨日は御嶽海関と、今日は息子さん2人と最後の一番がありました。断髪式も、思い入れの部分を伝えることが大事だと思っています。やっていて、やりがいのある、グッとくる部分ですね」と話した。
桐山親方は「土俵に入る時、吉田さんのアナウンスで泣きそうになった。子供たちと相撲が取れて、ここまで頑張ってよかったなと思いました」とアナウンス力に心を動かされていた。吉田アナは「そう言っていただくとうれしい」と笑顔で話した。
両日とも断髪式では、それぞれ約300人がはさみを入れた。吉田アナは事前に、親方をまじえて名前の読み方に間違いがないか確認し、肩書やその人を表す「一口」を丁寧に打ち合わせた。完璧な進行で、引退相撲の成功に一役買っていた。【佐々木一郎】

