現役の芸人で最高齢なのが、浪曲の曲師の玉川祐子さん。今月1日に104歳の誕生日を迎え、浪曲の本拠地である東京・浅草の木馬亭の浪曲定席で「玉川祐子104歳を祝う会」が行われました。
祐子さんは茨城・笠間市の出身で、子守奉公していた時にレコード店から流れてきた浪曲に心ひかれ、18歳で浪曲師になりました。しかし、「声が悪い」と言われて、2年後には曲師に転向。曲師は浪曲師の右手側に座り、三味線演奏をする人で、合いの手を入れるなど舞台のもり立て役ですが、祐子さんは80年以上も三味線一筋。浪曲界の隆盛も間近で見てきました。
9月下旬には黒柳徹子さん(93)のテレビ朝日系トーク番組「徹子の部屋」に出演しましたが、いつもは年下ゲストが多い中、10歳も年上の祐子さんに黒柳さんも「すごいですよね」と興奮気味に話していました。ちなみに50年も続いている同番組のゲストとして最高齢だったのは、1998年12月に出演した双子のきんさん・ぎんさんこと成田きんさん・蟹江ぎんさんの106歳だそうです。
「104歳を祝う会」は満員の盛況で、祐子さんはトリの玉川太福の曲師として登場。力強いバチさばきを披露していました。11月28日に江戸東京博物館で行われる「豪華浪曲大会」昼の部で、明治時代初期に誕生した浪曲の成立に影響を与えたとされる「デロレン祭文」をテーマにした「私はデロレン祭文を見た!」というトークコーナーに出演します。104歳ならではの時代の証言に注目です。【林尚之】




