大友啓史監督(55)が28日、都内で取材に応じ、緊急事態宣言の再延長を受けて、東京都が映画館に出していた休業要請を同日、緩和することを決定し、6月1日以降、午後9時まで時短営業できることになったことを受けて「ホッとした気持ちはある」と語った。

4月23日に、佐藤健(32)主演の最新作「るろうに剣心 最終章 The Final」が公開されたが、同25日に3度目の緊急事態宣言が発出され、映画館に休業要請が出た東京都や大阪府の映画ファンは、作品を見られなくなっていた。

その後、緊急事態の延長が決定し、東京都は12日以降、劇場や演芸場は人数上限5000人かつ収容率50%、午後9時までの条件で休業要請が解いたにも関わらず、映画館は休業のままという独自の休業要請を出した。映画業からは、線引きが曖昧だなどと疑問と憤りの声が飛び交い、大友監督も自身のツイッターなどSNSで都の休業要請を批判。20日には立憲民主党の憲法調査会に出席し、意見も述べていた。同監督は「他の業種さんや地域もあるからね」と配慮を示した。その上で「とりあえず(劇場や演芸場との)不公平が是正されると、少しは良いよね」と語った。

4日には「-The Beginning」の公開が控える。佐藤も17日に都内で行われた「るろうに剣心」の10thアニバーサリーイベントで「本当の公開日は、6月に緊急事態宣言が開けた時だと思うで。真の初日をやりたい」と「-The Final」の公開初日舞台あいさつがかなわなかったことの“リベンジ”への思いを口にしていた。

大友監督は「やっぱり(『-The Final」』を)公開していなかった東京とか大阪とか見ていない方と(他地域で)見ている方との温度差が少し生まれたり、いろいろあったから、公開を待ってくれた方々に、どうやって感謝を伝えていくか。そのための施策を今、配給(ワーナーブラザース映画)と一緒に、いろいろ相談しています」と語った。