昨期で現役を引退したJ1川崎フロンターレ中村憲剛氏(40)が2日、都内で、「すてきなお父さん」を表彰する「ベスト・ファーザー イエローリボン賞」を受賞した。

1男2女の父として知られ、ブログなどで家族の仲むつまじい様子を明かしてきた中村氏は「試合の時より緊張しています」とあいさつし、「この賞を受賞したと聞いたときは本当かと。僕でいいのかと。そうそうたるメンバーの中に僕を入れていただいてありがとうございます」と笑顔を見せた。

「僕1人ではとれない賞。妻と3人の子どもたちには感謝しかないです」と会場に足を運んだ家族に思いを伝えた。

司会者から理想の女性像を問われると、照れながら「妻です」。「誰よりも自分のことを知っている。怒られたり、励まされたりして手のひらで転がされている」と笑った。

昨年12月に行われた現役引退のセレモニーでは家族全員がステージに登場し、長男がサポーター代表として読み上げた感動的な手紙が話題になった。長男が生まれると、立ち上がる前から側にボールを置くなど、“英才教育”を実施。中学1年の現在もサッカーを続けている。「基本(自分と)全く同じプレースタイル。中盤のところで受けて裁いてっていう」と明かした。サッカーについて語り合うことも多くなってきたという。

現役引退後は、クラブの下部組織の育成や、日本サッカー協会のロールモデルコーチとして世代別代表などの指導にあたる。「(自分のように)体も大きくないし身体能力もない選手がどうやって40歳までやってきたのか、彼らの成長のヒントになればいいなと思って、自分の培ってきたものを伝えていきたい」と後進育成に意欲をみせた。