小林薫主演で、深夜営業の食堂を舞台にさまざまな人間ドラマを描く人気シリーズ「深夜食堂」のドラマ6作目となる最新作が、制作のMBS及びTBS系列で、10月20日から放送されることが23日、分かった。
直近のドラマ版「深夜食堂4」(16年)「深夜食堂5」(19年)はNetflix(ネットフリックス)で配信されており、7年ぶりの新作は、「深夜食堂3」(14年)以来、12年ぶりの地上波での放送復活となる。
同作は、全世界シリーズ累計発行部数が900万部を突破した安倍夜郎氏の同名コミックが原作。09年に小林薫主演でドラマ化された。、深夜帯ながら反響を呼び、11年に「2」、14年に「3」が放送され人気シリーズとなった。Netflix配信の「4」「5」は、世界190ヵ国でストリーミング配信中で、グローバル人気が加速。15年には「映画深夜食堂」翌16年に「映画続・深夜食堂」として2度の劇場公開もされ、松岡錠司監督がメガホンをとった。
今回の7年ぶり新作も、初回にはおなじみの「常連」キャスト21人が登場。松岡監督らスタッフも再集結する。各話の監督も発表され、筆頭は2009年の第1作からドラマ、映画で世界観を作り続けてきた松岡錠司監督(2話、5話、8話)。同じく第1作目から参加する山下敦弘監督(第7話、9話)、第2作から参加の小林聖太郎監督(第6話)、初参加となる横浜聡子監督(4話)、と吉田亮監督(1話、3話、10話)ら、第一線で活躍する豪華監督陣が集結する。
放送は「ドラマイズム枠」で、MBSは火曜深夜0時59分、TBSで火曜深夜1時26分。RKB、CBC、HBC、SBS、RSK、tbc、RCC、SBC、BSN、TUT等でも放送される。初回は5分押しで、変更の可能性もある。
▼安倍夜郎氏(原作)コメント
しばらくご無沙汰してた馴染みの店を何年か振りに訪ねる感じかな。
「いらっしゃい。よ、久しぶり」なんて、薫さん(マスター)にあのいい声で言われたら嬉しくなってしまう。
年季の入ったカウンターで今回はどんなお客さんたちと会えるのか、とても楽しみにしています
▼松岡錠司監督(2、5、8話)コメント
毎シリーズ、今回が最後かなと撮るたびに思っていました。気がつけば長い月日が経っていました。『深夜食堂』の映像化がここまで続くとは誰も予測していなかったと思います。繰り返し見ている視聴者が増えていったことも同様です。ともに格闘してくれた各監督、実写化のために創意工夫してくれた各脚本家、予算のやりくりに尽力してくれたプロデューサー、様々なスタッフ&キャストの真情溢るる仕事ぶりに、ただただ感謝です。そして最初に声をかけてくれた小林薫さん、本当にありがとうございます。シリーズとなって継続したことで、登場するレギュラー陣がリアルに歳を重ねていく記録となり、時間を巻き戻せない現実(とその厳しさ)を見せつけられる側面がありますが、それこそが長く続いたことで生み出された愁いなのでしょう。
新シリーズもそれぞれの人々の心に響くことがあれば幸いです。
▼小林聖太郎監督(6話)コメント
7年ぶりのシリーズの撮影時期に決まったのが、ちょうど拙作映画の仕上げ時期。振り返ればもうちょっと出来たと思うんですが、結果的に一本だけ担当しました。ホン作りにもあまり関われなかったので、どうもお祭に参加し損ねた想いがあります。松岡監督も小林薫さんも、そしてレギュラーの皆様もぜひ長生きしていただいて、次回次次回そのまた次……と続きますように
▼山下敦弘監督(7話、9話)コメント
シリーズが始まった頃は33歳だった自分も、今はもう50歳。スタッフ、キャストも17年分歳を取りました。途中、亡くなってしまった仲間もいましたが、なんとかまた、あの食堂に集まって、いつものメンバーで撮影することが出来ました。長い間、“マスター”として皆んなを引っ張ってくれた小林薫さん、本当にお疲れ様でした。そして17年前、このドラマに誘ってくれた松岡錠司監督、本当にありがとうございました。
ってなんか、ここまで書いてシリーズが終わってしまう感じの文章になってしまいましたが、終わるつもりはありません!また、やりましょう!!絶対!!!!
▼横浜聡子監督(4話)コメント
深夜食堂、シーズン1からの視聴者です。その人間模様に打たれたり、飯テロに耐えたり、各話の監督名を当てる遊びをしてみたり、沢山の楽しみ方を教えてくれた、私にとって唯一無二のドラマです。今回新参者としての参加は怖さもありましたが、小林薫さん始めキャスト、スタッフの皆様がいつも面白くあたたかく、そして松岡監督という存在がスペシャルすぎて、長く人々に愛される作品というのは、このような豊かな人々によってできているものなんだと納得しました。多くの人に届きますように!
▼吉田亮監督(1話、3話、10話)コメント】
前シーズンから7年、ようやくファンの皆様に新しいシーズンをお届けできることがとにかく嬉しいです。
我々スタッフも懐かしい「めしや」のセットに足を踏み入れた瞬間、「うわぁ!『深夜食堂』に帰って来た」と興奮に心躍りました。撮影ではこれまでのシーズンの雰囲気を壊さないような演出を心がけましたが、コの字のカウンターを挟んでのマスターと客たちのやりとりは久方振りにも関わらず「完璧に仕上がっている」どころか、さらなる深みと旨味を増していて強烈に演出を引っ張っていくパワーがありました。また、個性豊かな各話のゲストがもたらすユニークなケミストリーもこれまで以上に見ものです。
今までと変わらぬ味わいや空気感とともに新たな魅力も詰まった新シーズンをぜひ楽しんでください!
▼遠藤日登思プロデューサーコメント
これまで2、3年おきに続けてきたドラマ「深夜食堂」ですが、前シーズン(2019年)の後コロナ禍があり飲食店にとって大変な時期が続きました。そんな現実の中で食堂を舞台にした本作を立ち上げるタイミングを見失っていたのですがキャストやスタッフの方々に会うと「新作やらないの?」「またやりましょうよ」と言っていただくことがありました。コロナが明け、そろそろ新作を作れるかどうかと考え始めた頃、道を歩いていると原作の安倍夜郎さんにばったり出会うという偶然がありました。いや、これは偶然ではないのかも、そう感じたことをキッカケに監督や出演者のみなさんに声をかけさせていただきました。そしてようやく完成、「めしや」は変らず健在です。シーズン1から見ていただいている方も今回初めての方も是非期待してご覧下さい。



