お笑いコンビ、爆笑問題の太田光は27日、TBS系「サンデー・ジャポン」(日曜午前9時54分)に生出演。高市早苗首相が22日(現地時間)にニューヨークで行われた日米首脳会談に臨んだ際のワンシーンに触れ、「前回とはちょっとイメージが違う。もうちょっと堂々としていたな、と僕には見えました」と感想を口にした。
この日の放送では、トランプ米大統領と中国の習近平国家主席の間で行われた米中首脳会談の話題や、それに先だって行われた日米首脳会談や高市首相の国連総会での一般討論演説などについて、専門家の解説や分析をまじえて伝えた。
日米首脳会談については、冒頭メディアに公開されたくだりの最後に、高市首相が「今日はたくさんのイシューを話したいので、そろそろ会談を始めましょう」と語り、同席した外務省幹部の高尾直通訳が、「メディアに退室してもらうのはどうでしょう」と首相の言葉を意訳して伝え、記者に退席を促したシーンに話題が及んだ。
前回の日米首脳会談の際にトランプ氏が記者からの質問を受け、全体の会談時間が短くなった状況があったとする解説がなされると、太田は「前回は高市さんは、時計を見たりしてちょっとむずむずしていて、なかなか言い出せなかった部分があった。今回、高市さんが『そろそろ始めましょう』と言葉にしたのは、前回とはちょっとイメージが違うなと。(前回より)もうちょっと堂々としていたなと、僕には見えましたけどね」とも口にした。
一方、太田は22日(現地時間)にニューヨークで行われた国連総会での高市首相の一般討論演説での内容に関して、「ぼくは今回、国連総会の演説で、高市さんが(旧)敵国条項を排除してほしいということを明確に言ったことと、ICCに関して半歩踏み出しましたね。あれはとっても、よかったなと思うんですが」と主張。高市首相は、米国による国際刑事裁判所(ICC)への制裁には直接触れなかったが、「一貫して支持」していると公の場で述べたことに、太田は一定の評価をした。
一方、米中首脳の動きでは、23日に開かれた習主席夫妻の歓迎式典で、トランプ氏が第2次大戦中、米国と中国が「多くの違いを乗り越え『同盟国』になった」と異例の言及をし、習氏も晩餐(ばんさん)会のあいさつで「80年以上前、中米の国民は肩を並べ、日本の軍国主義の侵略者に立ち向かった」などと呼応し、日本では大きな話題として受け止められている。
この日コメンテーターで出演した東大大学院准教授の斎藤幸平氏が、米中首脳会談を念頭に「(日本政府は)動揺していると思うし、同盟国ということを言われるなんて日本は聴いていないわけで。今回(日米も)首脳会談をやったけれど(日本は)ハシゴを外され、日本は相手にされていないことを示された形になっていると思う」と主張。高市首相が26日夜にトランプ氏と電話会談を行ったことにも、「『同盟国』発言に抗議できているのかといえば、当然できていない。一方的に『我々(日米)は強い信頼がある同盟関係ですから』というだけという関係は、健全でもないと思う」と私見を口にした。
これに対し、太田は「これはなかなか抗議しにくい部分もあると思う」と指摘。斎藤氏が「言う時は言わないと。抗議してもいいと思う」と訴えたのに対し、太田は「かつて第2次世界大戦の時、もちろんその時は中華民国であったけれど、当然、その時、共産党も抗日の立場だったので、広い意味で『同盟国』ということに対して日本がクレームを入れると、またそれでいろいろハレーションが起きるような気がする」と持論を主張。「その辺はまあ、公に日本の首相が抗議するというのは、ちょっと戦略的にはまた違うような気もするけど」と、斎藤氏とは異なる見解を示した。
斎藤氏は「(高市首相が国連での演説で旧)敵国条項の話を出したために、中国とアメリカが、あの時我々は一緒に戦ったじゃないかみたいな、余計な話(同盟国発言)が出てきたのではないかと思う」と主張。太田はこれに、「なるほどね」とだけ応じた。



