女優吉田羊が主演するNHKドラマ「会社員」(10月13日スタート、火曜午後10時)の取材会が30日、東京・渋谷の同局で行われた。

宮木英理子(吉田)の勤務する会社に届いた脅迫文が英理子のキャリアと、組織を揺るがせていくサスペンス。対決する派遣社員・斉藤るりを南沙良(24)が演じる。

役づくりについて、吉田は「会社勤めをしたことがないから」として「まずはビジネス用語を調べるところから入りました。そして株式会社というのは株主で成り立っているので、株の動きや何か大きなニュースで会社の株価がどうなっているのか」に注目したという。

主人公の人柄などについては「とにかく誠実で自分にまっすぐ努力ができる人という解釈で演じてきました」と説明。「だからこそ、昇進という“にんじん”を目の前にぶら下げられた時に、果たしてどれだけの人間が正しい選択をできるのか。自分に置き換えた時に、本当にそれ(正しい選択)を選び取る強さがあるのだろうか」と自問自答したという。そして「視聴者にも一緒に考えてもらいたい」と続けた。

南は役作りについて「(演じる)るりは、行き場のない怒りを抱えている女の子。その内圧をどれだけ膨らませるかが大事だなと思っている」と話した。

吉田は視聴者などの評価について「ポジティブな評価とネガティブな評価を逆に捉える」というマイルールがあるという。「ポジティブな評価をいただいたときはそれを疑い、悪い評価をいただいた時は改善のヒントととらえる。映像作品の場合は『その文句を言うためにこの方は作品を見てくださったんだ』と。ありがとうという気持ちで終われる」と明かした。

作品はNHKが立ち上げた脚本開発チームWDR(Writers' Development Room)プロジェクトが生んだオリジナルドラマ。大きな話題を呼んだ「3000万」に次ぐ第2期。