映画「バッド・ルーテナント・トウキョウ」(23日公開、三池崇史監督)主演の小栗旬(43)をはじめ、間宮祥太朗(33)、リヴ・モーガン(32)、野村周平(32)、西野七瀬(32)、向里祐香(36)、岩田剛典(37)、中野英雄(61)、村上淳(53)、舘ひろし(76)の出演者と、三池崇史監督(66)が1日、映画の舞台となった東京・新宿区の歌舞伎町でプレミアイベントを行った。11人がV字になって屋外のカーペットをランウエー。「悪より悪い、悪いヤツ!」がキャッチコピーの悪役だらけの映画。全員黒系の衣装で練り歩き、威圧感を漂わせた。その後は、ほど近い劇場に場所を移し、先行上演前に舞台あいさつを行った。

小栗は「少し変わった映画なので、優しい気持ちで受け止めていただけたら」と、思わせぶりに話した。自身は汚職のうわさが絶えない刑事役。「僕は、この映画は愛の物語だと思っていますので、劇場で受け取っていただけたらと思っています」と、事前に発表されている役柄からは連想しにくい言葉でPRし、一段と物語が謎めいるような雰囲気をかもし出した。

映画は「パラサイト 半地下の家族」などを送り出し、6作連続でカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作を配給してきた、気鋭のスタジオ「NEON」が、企画段階から北米配給を決めるなど、日本映画としては異例の展開を予定している。三池監督作品に初出演した舘は「日本映画にはないテイストの素晴らしい映画に仕上がった」と自身の表情。岩田は「邦画では、なかなかないぐらい刺激的な映画」、向里は「ヤッバイ映画」、西野は「一見、悪くなさそうな私の役も、見ようによってはヤバいと思いますので、そこも楽しんでください」と話すなど、口々に異色の内容とアピールした。

経験豊富な出演者が多数顔をそろえたが、舘は「人生でやったことがなかった役。とまどいました」と、笑って振り返った。エリート警視正として、FBIに対応する役を演じる岩田は「全部、英語なんですよ、セリフが。初めて日本語以外の言語で芝居を、カメラの前で披露した現場」と、こちらも初めての経験をした。野村は「舘さんとのシーンは、この映画の休憩シーンみたいところ。息抜きして、人間味あるシーンを見ることができるのかなと思うので(先行プレミア上映された海外で)みんなに笑っていただけたのは、うれしいです」と、クスリと笑わせる時もある役に挑んだ。

新境地の極め付きは、元暴力団員役を演じた間宮だ。「(入れ墨の)和彫りのメイクは、時間はそれ相応にかかっています。その分、背中が映ることが多いので、むしろ『こっち(背中)が顔だ』ぐらいの感じ。和彫りの天女が、キレイにスクリーンに映るように意識していました」と、冷静な口調で語った。これに、隣にいた小栗も「和彫りが主役というか。間宮くんはこの作品、8割全裸なので。だから、ほぼ全裸です。ぜひ注目して見ていただきたいですね」と、間宮の肉体美を要チェックと、鑑賞前の来場者に呼びかけ、笑いを誘っていた。