26年1月、飲食店で起こした建造物損壊の容疑で逮捕(その後不起訴処分)され、謹慎処分を受けていた歌舞伎俳優中村鶴松(31)が1日、「平成中村座 十月大歌舞伎」(25日まで、東京・浅草寺境内仮設劇場)で復帰した。約9カ月ぶりの舞台となった。
鶴松は、第1部「仮名手本忠臣蔵 九段目 山科閑居」で小浪をつとめた。嫁入りの衣装を着て中村七之助演じる戸無瀬と登場、芝居が進み、顔を覆っていた白い布を取ると、中村屋! の声が飛び、大きな拍手が起こった。思いを寄せる大星力弥への一途な気持ちや覚悟を繊細に表現してみせた。
第2部「助六曲輪初花桜(すけろくくるわのはつざくら)」では、傾城胡蝶をつとめ、昼夜ともに活躍した。
中村勘九郎は開場前の「一番太鼓の儀」であいさつに立ち「1月に本当に関係者の皆さま、お客さま、ファンの皆さまにご迷惑とご心配をおかけしてしまった鶴松が復帰をいたしまして、小浪をつとめております」と話していた。



