先日、日本テレビ系10月期連続ドラマ「俺たちの箱根駅伝」(土曜午後9時)第1話完成披露試写会を取材した。同局初のドラマ合同イベント「NTV DRAMA SHOWCASE」でも終始キャストやファンを笑わせ続けた大泉洋(53)。この日も“大泉洋劇場”が止まらなかった。
合同イベントには、10月期の3ドラマの主要キャスト8人が集結。レッドカーペット前には多くのファンが詰めかけ、「勝手に日曜劇場だと思っていらっしゃる方がいます。箱根駅伝は日本テレビです。別班が走るわけではございません」「我々は別班員ではありません!」「日曜ではない、土曜の9時!日テレです!」と演説していた。
そして、後日行われた「俺たちの-」試写会は箱根駅伝のスタート・ゴール地点である東京・大手町の読売新聞東京本社内・よみうり大手町ホールで開催。箱根駅伝関連の展示物なども見られる会場はイベント前から盛り上がっていた。ステージには主演の大泉のほか、伊藤沙莉、山下智久、高橋克典、竹中直人、小林虎之介、菅生新樹らが登場。大泉は開始早々に、共演者のあいさつにツッコミを入れ続け、共演した山下智久と「どちらがかっこいいか」と張り合い、ランナー役の若手キャスト陣と口げんか。しかし、ランナー役の体力づくりや撮影に関して「最終的には本当のランナーと同じスピード、もしくはもっと速いぐらいで彼らは走るようになったそうでございます。厳しい食事制限をしながら撮影を頑張ってきたから、甘いお菓子とかがあっても食べられなかったそうです」と若手の努力を惜しみなくファンに伝えた。
そして、最後は「本選を間近に見せてもらうまで、どうしてこんなにも大学生の駅伝が人気なのか、正直知らなかった」と言いながら、箱根駅伝の魅力を約4分半にわたり、一人で語り尽くした。
「箱根駅伝は1区間20kmあるわけですね。人間20kmという距離は、今までのタイムと同じようにはならない。だから箱根駅伝は面白いそうです。必ず記録が良かったやつが勝つわけじゃなくて、そこにはメンタルだったり、その日の調子だったり、そういうものでどうしても走れなくなってしまったりして、ドラマが生まれてしまう。最後の最後で調子を崩して走れなかったり、記録が伸びなかったり、そういうドラマが箱根駅伝には生まれていくわけです。間違いなく日本人が大好きで楽しめる作品だと思います。そしてその中継をするにはどれだけ大変なことがあるのかというのが、僕たちの大日テレビというパートの物語が出てきます。そこにも池井戸先生ならではのサラリーマンの闘いが描かれているわけでございます。駅伝のレースも面白いですし、サラリーマンたちの戦いも面白い。それぞれ一人一人にドラマのある作品でございます」
箱根駅伝、そして同ドラマの面白さを熱弁したが、会場のしんみりとした空気に耐えられず、「どうしても私は人前に出ると、面白くなってしまいますけども…どうか私を嫌いになっても、『俺たちの箱根駅伝』は嫌いにならないでください!」と名ぜりふを交えて熱烈アピールした。
熱弁の最後まで大泉節全開。笑いの中にも、箱根駅伝と作品への確かな愛がにじむイベントとなった。【加藤理沙】



