伊藤英明(51)と染谷将太(34)がダブル主演した、井筒和幸監督(73)の6年ぶりの監督作「国境」の公開日が27年2月26日に決定した。

併せて、12種類のポスタービジュアルが解禁。伊藤が演じる大阪のヤクザ桑原保彦が、だまされた金を取り返すため、染谷が演じる建設コンサルタント二宮啓之を連れて北朝鮮に密入国し“国境破り”で高飛びした詐欺師を追う物語にちなみ、ポスターを真っ二つに引き裂き、ロゴも分断したデザインとなった。実際に破られたポスターが、全国の劇場で掲出され、伊藤と染谷が自らの手で引き裂いたものも含まれる。

「国境」は、黒川博行氏(77)の14年の直木賞受賞作「破門」で知られる「疫病神シリーズ」の7作中、同氏も不可能と考えた01年の第2作の実写映像化に挑んだ。関西で大規模ロケを敢行し、韓国人俳優も出演し、日韓合作として世界展開も見据える。伊藤と染谷は6作目の共演ながら、バディを演じるのは初めて。2人はクランクイン前から、大阪弁の練習を重ね、高い完成度で現場に臨んだ。

伊藤は「井筒監督は100人に1人が、気づくか気づかない違和感をしっかりくみ取って、アフレコや芝居を付ける部分でも、しっかりと、こだわってやってくださるので、毎回、新しい発見や気付きがあります。何か、また井筒監督と現場に戻りたいな、という気持ちになりました」と語った。

染谷は、ポスターについて「破ることは、ないですね。“国境破り”ということで、聞きました。この映画らしい、荒々しさが劇場で目に留まってくれたら、うれしいなと思います」と笑みを浮かべた。