作曲家浜圭介氏(80)の60周年を記念する「リスペクトコンサート」が13日、東京国際フォーラムで開催された。

最初に浜氏があいさつ。「昭和歌謡が始まって今年で101年。僕は昭和の一番良い時にお仕事をさせていただきました。素晴らしい作詞家、編曲者、そして何よりも素晴らしい歌い手に出会えたことです」と仕事仲間への感謝の思いを明かした。

先頭バッターは堺正章(80)の「街の灯り」。歌唱後に「この曲には思いがたくさんあります。この曲以降、1曲もヒットがありません。大変記念すべき曲。浜さんがどれだけ偉大なのか。この後にたくさんのヒット曲を聞いていただければ分かっていただけると思います。『さぁ、次の私の曲は』と言いたいのですが、私には1曲しかないのでこれで退場させていただきます」。曲でもトークでも盛り上げた。

その後も高山厳(74)「心凍らせた」、三善英史(72)「雨」、北原ミレイ(78)「石狩挽歌」などの昭和を彩ったヒット曲が続いた。細川たかし(76)は「望郷じょんから」を歌唱の際に「紅白で何回か歌わせていただいた宝物です」と紹介をした。

最後は「浜圭介」名義で初めて作詞作曲して「浜真二」名義で歌唱した「おんな道」を全員で合唱した。浜氏は「23歳の時に作った曲です。親の顔も知らないで育った60歳の女性が主人公。彼女の話を聞いて感動して作った曲です。この曲を永六輔さんが新聞で『すばらしい』と絶賛してくれた。その時に、僕はこれからは歌を書く(作曲する)んだと夢と希望とすごい力を得ました」。歌手から作曲家に転向する原点の逸話を明かしてメモリアルステージを締めくくった。