★支持率70%を維持する首相・高市早苗を世界のメディアは冷静に評価した。外交儀礼をなぞらえず、奔放に振る舞うのは奔放な大統領のいる米国だけで、欧州では通用しなかった。首相の奇行は相手国の閣僚たちの表情でわかるし、今回の主役はこれから起こりうることを考えれば米ドナルド・トランプ大統領とイタリアのジョルジャ・メローニ首相だった。イランとの戦争は本当に終結するのか。イスラエルは国際秩序の裁定を受けるのか。ウクライナとロシアの戦争の終結の方法。いずれも世界の抱える課題だった。そこから逃げないようにトランプを押さえつける役目がメローニの仕事だった。

★メローニは「この3年半、私たちはロシア側から対話の意思を示すような兆候をほとんど見ることができなかった。しかし今、新しい局面に入ろうとしている。また戦場においてウクライナが示した強さ、ウクライナ国民の勇気、そして私たちが示した結束の成果だ。平和を実現し、正義を確保したいのならばその結束を続けるべきだ。平和に向けた大統領の努力を全面的に支持する。そして2度と同じことが起きぬようにする仕組みをどう作るか、それがあらゆる平和の前提条件」と説き、トランプは黙ってうなずいた。またセッションの合間の立ち話ではトランプを捕まえ「これからは行動を起こす前に事前に相談してほしい」と訴えたという。

★G7で首相・高市早苗が中国を念頭に議論をリード、「重要鉱物やエネルギー安全保障についての日本の提案が、サミットの分野別の成果文書に盛り込まれた」と側近が吹聴し首相も会見でそこを強調し、日本メディアは小躍りして垂れ流すが、そこが見せ場では“アジア代表”としては心もとない。そこをアピールするのは中国にその座を奪われる可能性が一層高まったからだろう。ちまたではG7の写真で首脳の輪に入らず、ぽつんと1人の写真が多いことに言及があるが、既に日本は金づるとしての価値も低下、むしろこれからの世界をどうするかの議論に入れなかったことに大きな失望を感じるべきだ。(K)※敬称略