熊本、大分両県で災害関連死を含め計278人が犠牲となった2016年の熊本地震は16日、2度目の激震「本震」から10年となった。発生時刻の午前1時25分、崩落した熊本県南阿蘇村の阿蘇大橋付近では遺族らが祈りをささげた。熊本市の熊本城ホールでは、県と県内全市町村が、初めて合同で追悼式を開いた。

遺族らが黙とうした後、被災した熊本市立必由館高2年田中伶空さん(16)が「誰もが安心して暮らせる地域を築き、震災の経験を風化させることなく、次の世代へ引き継いでいくことこそが本当の復興だ」と決意を述べた。また、天皇、皇后両陛下と長女愛子さまは、皇居・御所で黙とうされた。宮内庁が明らかにした。側近は「被災地の方々に心を寄せていきたいとの思いを新たにされた」と話した。(共同)