曇り空の下、中国の習近平国家主席と妻の彭麗媛氏は23日、慎重な足取りで専用機から降り立った。米ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地。タラップの下まで出向いたトランプ大統領は待ちかねたように習氏夫妻に握手を求め、肩を並べて赤じゅうたんを歩いた。
習氏の専用機が止まった位置の近くには、米国の軍事力を誇示するように戦闘機が展示され、上空を米軍機が爆音をとどろかせて飛行した。両国の国歌が演奏され、十数発の礼砲が放たれた。トランプ氏は習氏と言葉を交わし、習氏が黒塗りの車に乗り込むのを見届けてから、基地を離れた。
ホワイトハウス近くの沿道には米中両国の国旗を持った人々が集まり、習氏の訪米を歓迎。中国から米国に移住したという女性(56)は「習氏の訪問で中国の存在感がさらに高まる」と笑顔を見せた。
反対側の道路では、中国に批判的な人々が抗議のシュプレヒコールを上げた。50代の男性は香港や新疆ウイグル自治区での人権侵害を非難した上で「習指導部の独裁体制をなくすべきだ。早く米国から出ていけ」と語気を強めた。(共同)

