新潟県の米山隆一知事(50)は17日、県庁で記者会見し、「女性問題」で週刊誌の取材を受けたとし、進退について「1日、2日、整理する時間を与えてほしい」と先送りする考えを示した。「女性問題」をほぼ認めた上で、後日会見して、事実関係も含めて進退を明らかにするという。次の会見は19日に行われる予定。米山氏は15日に取材を受け、その後、周辺に辞職の意向を伝えていた。

 独身の米山氏にとって「女性問題」とは何なのか。弁護士でもある自身の違法性の認識について問われ、「自分の中でそうではないと思っていたけれども、そうでないと取る余地はあるということは知っていた」と説明。女性とホテルに行ったと認めたが、何が「問題」かの具体的説明はなかった。

 不倫かの質問には「(相手が)隠されていたら分かりませんが、独身と認識している」と否定。二股交際も「1つの時期にはおひと方」と否定。児童買春の可能性も「相手は成人」とはっきりと否定した。

 一方、関係をめぐり金銭を渡したかは「それに関しては次のところで」とし、「出会い系ということで間違いないか」との質問にも「それについても後ほど」と説明を避け、明確には否定しなかった。自由恋愛か、金銭で解決する関係か、さらに問われると「少なくとも僕は好きだった」。時折、涙を見せて語った。

 会見では、辞任しない結論に至る可能性も否定しなかった。「結局、何のための会見なのか」との質問には「それを言われると恐縮」と話した。

 米山氏は16年、共産、社民などの推薦を受け、無所属で知事選に出馬。自公両党の推薦候補を破り、初当選した。東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に慎重で、県独自の検証委員会も設置している。辞任なら、再稼働をめぐる情勢にも影響する可能性がある。

 ◆米山隆一 1967年(昭42)9月8日、新潟県魚沼市生まれ。92年、東大医学部を卒業し、医師免許を取得。米ハーバード大付属の総合病院研究員などを経て、97年には司法試験にも合格した。16年10月の新潟県知事選で初当選。