6日未明に起きた北海道の胆振(いぶり)地方中東部を震源とする最大震度7の地震から2日が経過した。

小樽市の小樽フェリーターミナルには、航空機や鉄道などの交通手段を断たれた人らがこの日も殺到した。7日は同ターミナルから運航する新潟行きと京都・舞鶴行きがともにキャンセル待ち状態となっていた。どちらも1日1便で、8日も新潟行きがほぼ満室となった。

実家のある長野に帰省するという札幌市内の大学に通う男子大学生(21)は、震災の影響で飛行機から急きょフェリーでの移動に切り替えた。「地震は怖かったし、停電になったときは近くに住む友達の家に行ってみんなで集まっていた。親が心配しているので、元気な顔を見せたい」と話した。

同じく長野から夫婦で旅行に訪れていた50代女性は電車が止まった影響で函館から新幹線で帰る予定を変更したといい「ガイドブックでフェリーがあることを知った。仕事のある月曜までに帰るにはこれしかなかった」と話した。5日に函館に入ったが、台風と地震の影響で「ほとんど観光できなかった」と寂しそうに帰路に就いた。

フェリーを運航する新日本海フェリーによると、震災で交通手段を失った人へむけ、9日に秋田経由の苫小牧-新潟便を臨時運航するという。