東京都知事選(7月5日投開票)に出馬しているれいわ新選組の山本太郎代表(45)は20日夜、JR秋葉原駅前で街頭演説を行った。

宇都宮健児氏を支援する党の方針とは異なる形で山本氏を応援したいとして、立憲民主党に離党届を提出したばかりの須藤元気参院議員(42)が、応援弁士として飛び入り参戦する場面もあった。

山本氏は「全都民に10万円を給付する。全事業者に100万円を配る。学びを諦めてほしくないので学校の授業料を一年間免除する」などの公約を熱っぽく語り、駅前を埋めた聴衆から大きな拍手と歓声が起きた。

「国がやらないから東京都がやる。東京都のトップはやらないから私にやらせてください。ケチケチしていたら人が死ぬ」と、山本氏が強く訴えた後に、登場した須藤氏は「このままではダメになる。東京を立て直してもらいたい」と、山本氏にエールを送った。

秋葉原は、自民党や安倍晋三首相が国政選挙や自民党総裁選などで、毎回打ち上げ演説を行う「聖地」だ。そんな首相定番の舞台に乗り込んだ山本氏、須藤氏が、タッグで都知事選バトルに気勢を上げた形となった。

一方、須藤氏は今後の行動については明言を避けた。

 

18日に告示された東京都知事選(7月5日投開票)に立候補の届け出をした候補者は22人。立候補者は以下の通り。

 

れいわ新選組代表の山本太郎氏(45)、現職の小池百合子氏(67)、幸福実現党広報本部長の七海ひろこ氏(35)、元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)、政治団体代表の桜井誠氏(48)、介護職員の込山洋氏(46)、元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)、先物トレーダーの竹本秀之氏(64)、歌手の西本誠氏(33)、会社社長の関口安弘氏(68)、NPO法人代表の押越清悦氏(61)、音楽家の服部修氏(46=NHKから国民を守る党推薦)、NHKから国民を守る党党首の立花孝志氏(52=N国推薦)、マネジメント業の斉藤健一郎氏(39=N推)、自営業の後藤輝樹氏(37)、作家の沢紫臣氏(44)、イベントプロデューサーの市川浩司氏(58)、フリージャーナリストの石井均氏(55)、薬剤師の長沢育弘氏(34)、元会社員の牛尾和恵氏(33)政治団体代表の平塚正幸氏(38)、元派遣社員の内藤久遠氏(63)。