宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月30日、小型惑星探査機はやぶさ2が順調に地球へ向けて接近を続け、6日に分離させたカプセルをオーストラリア南部ウーメラの砂漠地帯に落下させると発表した。

カプセルは5日午後2時30分ごろ、高度22万キロで探査機と分離され、6日午前2時28~29分ごろに高度120キロの大気圏に突入、同2時47分~57分ごろに着地する予定だ。はやぶさ2は精密軌道制御によって、予定通りの航行を続け、カプセルを大気圏半径10キロの突入目標に導く。「約350万キロのかなたからプラスマイナス10キロを狙うのは、1キロ先のテントウムシを狙うのと同じ」と、津田雄一プロジェクトマネジャーはピンポイント着地の成功に意気込んだ。【大上悟】