大輪の花火が次々に打ち上がった。新型コロナウイルスがまん延した2020年から開催中止となった、日本最古の花火イベントの隅田川花火大会が29日、4年ぶりに開催された。

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▼暴れん坊将軍 江戸時代に初めての花火大会を行った1733年(享保18)は、時代劇「暴れん坊将軍」のモデルにもなった8代吉宗が当世将軍に就いていた。

▼両国→浅草 大会実行委員によると、江戸時代から1961年(昭36)まで「両国の川開き」として実施されていたが、交通事情の悪化などから中断。17年後の78年から現在の浅草地区(桜橋と駒形橋のともに下流2カ所が打ち上げ地点)に場所を移して隅田川花火大会として復活した。

▼なぜ両国? かつての花火の打ち上げ場所の近くだった橋は武蔵国(現在の東京都と埼玉県および神奈川県川崎市、横浜市)と下総国(同千葉県北部と茨城県南西部および埼玉県)の国境に掛かっており、1686年(貞享3)に両方の国をつなぐ橋として「両国橋」の名がつき、その地を両国と称した歴史がある。「両国の川開き」の時代は両国橋の上流から花火を打ちあげていた。

▼花火の掛け声 花火を余興で行うことを提案した花火師鍵屋から暖簾(のれん)分けしたのが玉屋。打ち上げ花火の「たまやぁ~、かぎやぁ~」の掛け声は、当時の2大勢力だった両者の新作を競って打ちあげたことに由来する。