「2ちゃんねる」開設者で元管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏(47)が26日朝、友人で、衆院東京15区補選(4月28日投開票)に出馬している乙武洋匡氏(48)の応援に入り、通勤・通学途中の有権者にあいさつした。

住まいがあるフランスから前日夜に日本に到着したというひろゆき氏は、東京メトロに乗って選挙区の東京都江東区内の駅に到着。スタッフ用の緑色のビブスを着用して朝のあいさつを行い、若者らの写真撮影にも気軽に応じた。

2人は長年親交があり、ひろゆき氏は乙武氏が2022年参院選に出馬した際も応援に入って街頭演説を行っている。今回も「乙武さんが(選挙に)出るなら行きますよと、ずっと言っていた」という。乙武氏は「いつもフランスから駆けつけていただいている。こんなに朝早くに来てくださり、感謝しかない」と話した。

一方、ひろゆき氏は、今回の選挙戦で、乙武氏や他の陣営が特定の候補者やその陣営から、大音響でやじを飛ばされたり、質問に応じるよう求められるなどの「妨害」とも受け取られる行為を受けていることについて、報道陣に見解を問われ「質問したい内容が本当にあるなら、テキストで渡せば答えると思う。絡むための大義名分として、質問に答えるように言っているのではないか」と、私見を述べた。「(行為を)やった結果として、その陣営が得をしていることは、あんまりないのではないか」とも口にした。

日本滞在中は、能登半島地震の被災地訪問やイベント参加を予定しているという。

同補選には、NHKから国民を守る党の福永活也氏、参政党の吉川里奈氏、無所属の秋元司氏、日本維新の会の金沢結衣氏、つばさの党の根本良輔氏、立憲民主党の酒井菜摘氏、日本保守党の飯山陽氏、無所属の須藤元気氏も立候補している。