東京都の小池百合子知事は17日の定例記者会見で、2期目の任期満了に伴う東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)に3選を目指して出馬するかどうか問われたが、この日も明言は避けた。
今月20日で告示まで1カ月。その受け止めや、知事としてやり残したことがあるか問われた小池氏は「まだ振り返るには毎日が忙しい状況」と苦笑いした上で「知事に就任してから都政の重要課題の解決に、全力で取り組んでいる。土日もなかったし、コロナ禍もあった。(訪米で今月9日に)アメリカから戻ってもまだちゃんと休んでいない。それくらい都にはさまざまな課題がある。スピード感をもって進めていかないといけないという責任感の中で進めている」と述べた。 2期目の実績としてコロナ対応や東京五輪(オリンピック)・パラリンピックを「実行し成功させた」とし、待機児童対策も2016年の就任時には約8500人だったのが「ほぼゼロ。今はマッチングの事情で200数十名というところだ」と述べ、DXについても「特に加速度的に進めている」など、次々にアピール。東京の強靱化(きょうじんか)にも尽力したとして「都市は生き物。それに対して、世界をリードする都市としての実績をこれからも重ねていく必要がある。振り返ってみますと、その礎をつくってこれたのではないかなと思っている」と、訴えた。
その上で「都知事として、都民のために全身全霊で職務にまい進してきたという思いだ」とも口にした。
この日の会見は、3期目を目指すかというテーマに質問が集中したが、小池氏は「今は私は現職でございますのでしっかり毎日のこと、いろいろな種まきに、しっかり集中してやっていきたい」とはぐらかした。
一連の発言内容から「3期目を目指すことを表明されたと理解していいのか」と確認される場面もあったが、小池氏は「現職として目下の課題に取り組んでいる。それ以上でも以下でもない」とだけ述べた。
7月の都知事選をめぐっては、小池氏の3選出馬と連携を念頭に自民党が独自候補擁立を見送る方針を決めたほか、立憲民主党や共産党、市民団体が独自候補の絞り込みへ最終調整に入るなど、さまざまな動きが出ている。
また、歯に衣(きぬ)着せぬ物言いでネット上で大きな話題を呼んでいる広島県安芸高田市の石丸伸二市長(41)はこの日、正式に出馬を表明したほか、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志代表は先月11日、13人の公認候補擁立を発表。最終的に30人の擁立を目指す考えを示すなど、候補者乱立の選挙戦となる可能性がある。

