政治ジャーナリスト田崎史郎氏は17日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、石破茂首相が新人議員との懇談会に際し1人10万円の商品券を配布していたことが発覚した経緯について、それを"リーク"した人物について「ある程度特定されている。僕自身は確認していないが」と意味ありげに語った。
今回の問題は、石破首相が今月3日に首相公邸で新人議員らとの懇親会を開くにあたり、自身の指示で事前に議員側の事務所に配布。議員や家族への「手みやげ」を念頭に、ポケットマネーで商品券を渡したと説明した上で、「政治活動に関する寄付ではない」として法には抵触しないとの認識を繰り返している。
公邸の中での、限られた人数での出来事が暴露された背景については、「犯人捜し」が起きているとも伝えられる。元テレビ朝日社員の玉川徹氏は、自民党の舞立昇治参院議員が16日の地元会合で「歴代首相が慣例として普通にやっていたこと」と発言したことに触れながら「昔の自民党なら、こういうものは(表に)出てこなかった。慣例とすれば。内々でやっていることをわざわざ表ざたにして、自民党になんかプラスがあるの?という話。だからむしろ、新人議員が、ん?と思ったことをだれかに言うじゃないですか。そうすると、それを聞いた中にいわゆるアンチ石破の人がいて、そういうふうなところから漏れたんじゃないかと思うんですけど、どうですか、この見立ては」と、田崎氏に自身の認識の是非を問うた。
これに対し、田崎氏は「漏らした人は、ある程度は特定されているんですよね。自民党の中では」と明かした。「僕自身は確認していないので申し上げられない」としながらも「この人だろうな、こいつだなというのは分かっているんですよ」と述べ、リークした人物は自民党では目星がついているとの認識を示した。
玉川氏に「その人って?名前はいいですよ」と問いかけられたが田崎氏は「その人なんです」と苦笑いし、明かさなかった。「アンチの人?」と問われると「アンチの人でもない。その方が、アンチの人に漏らした可能性はある」と明かした。
MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一に「政局にしようとしているということですか」とさらに問われた田崎氏は、「聞いた人が政局にしようとしたかも分からない。漏らした人は意識しなくても」と分析した。
玉川氏は「だって、今ままで慣例で行われてきたのが一切出てこなかったのに、なんでここで出るんですか」と指摘。これに田崎氏は「慣例で行われたかどうか、舞立さんはそうおっしゃっているが、よく分からない。慣例だとするなら民主党政権時代は行われたのかというと、たぶんそれはないと思う」と述べたが、自民党政権の慣例と指摘されると、明確に否定はしなかった。

