お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」中田敦彦(42)の弟で、プロダンサー、ストリートダンサーとして活動してきた中田フィッシュ氏(39)は1日、東京・渋谷で記者会見し、今夏の参院選に自民党から比例代表に立候補することを正式に表明した。
中田氏は「ストリート政治家」を掲げ、「誰もが集える居場所・個性を発揮できる出番をつくり“路上”から社会をつなぎなおす」としている。「プロダンサーとしての活動を通じ、社会に生きづらさを感じている人がストリートで居場所と出番を見いだし、仲間をつくり、誇りを取り戻す姿を目の当たりにしてきた。これを社会全体に広げたい。『路上から社会をつなぎなおす』というスローガンを掲げ、挑戦したい」。ストリートカルチャーの地位向上や若者世代の居場所づくり、コミュニティー運営の専門人材育成などの政策を掲げ「バンを借りて全国を回り(有権者の声を)政策に反映させたい」と述べた。「距離の近い政治家を目指したい」とも語った。
4年前、渋谷区で部活動対策に携わったことを機に「民間ではできないような、届けるべき人に(政策を)届けることができるのが、政治なのではないかと感じ、じわじわと政治家になってみたいと思うようになった」という。自民党に旧知の議員がいたこともあり、調整を重ねて今回の決定に至った。
自民党から立候補することについて「ストリートカルチャーにはいろんな人がいて、いろんな正義があり意見が飛び交う。落としどころをつくらないといけないのは政治も同じ。現実的な理想論だけではなく、落としどころをつくれる自民党から出馬したいと考えた」と述べた。党には現在、強い逆風が吹いているが「非常に厳しいですよね」と認めつつ「厳しいかどうかは(出馬判断に)あまり関係ない。厳しくても、やりたいことをやっていきたい」と訴えた。
中田氏は、「FISHBOY(フィッシュボーイ)」の名称で活動。本名は中田啓之(ひろゆき)だが、「フィッシュさん」という呼ばれ方が浸透しているとして、「中田フィッシュ」の名前で選挙戦を戦うことを決めた。ダンスのプロリーグ「Dリーグ」で活躍し、兄らと結成したユニット「RADIO FISH」のメンバーとして、NHK紅白歌合戦に出場したこともある実力派。「踊りを見たいという方のために、ダンス動画はあげていきたい」とし、YouTubeを通じた発信にも意欲を示しつつ「全国を回り、地に足をつけて『地上戦』でも戦いたい。(空中戦と)どちらも精いっぱいやっていく」と述べた。

