宮内庁の黒田武一郎長官は2日の定例記者会見で、皇室典範改正案が閣議決定されたことについて「結論は国会に委ねられているが、何らかの方向性が出てくれば良いなと思う」と述べた。また天皇陛下には、6月30日の閣議決定前に改正案の見通しについて報告したと明らかにした。

改正案は、皇族数確保策の「女性皇族が婚姻後も皇族身分保持」と「旧11宮家の男系男子の養子縁組」を可能とするもので、政府は今国会での成立を目指している。長官は「長きにわたってさまざまな議論が積み重ねられた結果として、閣議決定に至ったことを重く受け止めている」とも語った。

女性皇族が結婚後も身分を保持した場合の住まいを問われると、「少なくとも皇族の方々が一般的な所に住むのは、通常の警備を考えると不可能だと思う」とした。(共同)