テレビ朝日政治部官邸キャップの千々岩森生氏は22日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演し、20日の参院選で与党で参院過半数割れとなる大敗を喫した石破茂首相(自民党総裁)が続投方針を示したことに「びっくりした」と、驚きをあらわにした。

石破首相が20日の開票特番に出演した際に、早々と続投を明言したことを念頭に「開票が進んでいて議席の数も分からない段階で、早々と続投表明があった。普通だったらあり得ないタイミングで」と指摘。その上で「もともと石破さんを取材していますと、この選挙期間中、何度も辞意をほのめかすようなことを周辺には言っている」と、明かし、「『過半数を割ってもし辞めなかったら、相当批判されるよね』と言ってみたり、振り返ってみて『防災庁(創設)などを1歩1歩やってこれたよね』と言ってみたり、そういうのを聞いていると、過半数を割ったら辞めると思っていたので、なおさらびっくりしたという感じです」と述べた。

自民党内には厳しい声が「充満し、渦巻いている」と述べた。

千々岩氏は一方で、石破首相の続投宣言の「裏読み」も披露した。

「側近を取材してみると、ずっと続けるつもりで言っているのではないんですよと。関税交渉のめどがたつまでというふうに理解してほしい、という趣旨の説明は、複数から聞こえてくる」と述べた。

首相側近の赤沢亮正経済再生担当相が、8度目の交渉のため渡米中であることにも触れ「8月1日の期限はもう来週。ここに向けて、あと2週間ほどは続けたいと。逆に、今辞めると言ってしまうとアメリカから相手にされなくなる。厳しいけどチャンスがある中で(辞意を表明して)早々にチャンスをつぶすわけにはいかないという、ちょっと、そういう判断もあったのかなと言う気はします」と解説した。