BS-TBS「報道1930」(月~金曜午後7時30分)キャスターを務める松原耕二氏は17日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に生出演。石破茂首相が今後、発表に向けて準備を進めているとされる戦後80年の「見解」について私見を示した。
番組では、これまで石破首相が「談話」の発表に意欲をみせていたことに触れた。ただ、2015年に安倍晋三元首相による70年談話が発出されていることから、保守派の間で、新たな談話発表は安倍談話の「上書き」につながると警戒する声が拡大。自民党内で石破おろしの退陣圧力にさらされている石破首相は、こうした党内情勢も踏まえた上で最終的に「談話」の発表を見送ったが、準備を進めているとみられる「見解」の内容や、発表のタイミングには依然、関心が注がれている。
松原氏は「(50年談話を出した)村山(富市)さんは、『出せないくらいなら総理を辞める』というくらいの覚悟で押し切ったような形だった」とした上で「これに対して、安倍さんは、村山さんはさすがに行き過ぎだと。修正したいと。ただ修正すると、恐らくいろんな諸外国から批判を浴びるだろうということで、かなり念入りにいろんな立場の有識者を集めて周到に準備をした。もちろん内容については、『侵略』という言葉には主義がないというような批判もあるが、左右からそれなりに受け入れられるものにした。その結果、村山談話の3倍くらいの長さになっている」と説明。「だからこそ、十分じゃないかもしれないけれど、これ以上、右に行かない歯止めになっているという評価も出ている」と、安倍談話に関する評価に言及した。
その上で「じゃあ、石破さんはどうするのか。談話はあきらめて、個人的見解ということかもないと。ただ、石破おろしの動きがあっても、それでも(見解発出を)やめなかったのは、1つに、ここへのこだわりがあるからと言われている」と、石破首相のメッセージ発出への強いこだわりに言及。一方で「心配なのは、有識者(に見解を求めるなど)など広く準備している感じが、全然ないんですね」と懸念を示し「広島、長崎(の式典あいさつ)であれだけ思いを込めたのですから、本当ならしっかり、反発なんかも押し返して、しっかり準備をして石破さんなりの談話、未来を意識したような談話を出してもよかったんじゃないかと、個人的には思います」と訴えた。

