自民党の小泉進次郎農相は1日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時25分)に生出演。全般的にコメ政策について答える中で、党内の石破茂首相(党総裁)に対する「石破おろし」の動きを念頭に「今の自民党にいちばんよくないのは、何をやるのもバラバラだね(と言われること)。これは本当に最悪だと思う」と述べた。
直前に話題になっていたのは、「私は米を買ったことがない」などと失言し、更迭された前任の江藤拓前農相が、コメ政策などについて議論する自民党の新組織「農業構造転換推進委員会」の委員長に就任したことに、疑問の声がでているという内容だった。
小泉氏は、江藤氏の人事について問われ「これは自民党の人事ですから私がどうこう言うことではありません」とした上で「こういったことがあると、自民党と私の対立とか、そう映った方が面白いと思った人たちが、いろんなことをあおることってあるんです」などと述べた。
自身と自民党内との意思疎通の必要性に言及する中で、「今、この問題に限らず、いちばん自民党にとって良くないのは、『何をやるのもバラバラだね(と言われること)』と」と、石破首相の進退論をめぐり意見が分裂している党内情勢を示唆。「私は特に、野党になった自民党で初当選しました。あの時の総裁は谷垣(禎一)さんで、合言葉は『みんなでやろうぜ』で、とにかく党内にいろんな考えはあるけれど、みんな1つになろうよというスローガンの中、なんとかあの苦しい野党期間をしのいだ」と、野党に転落した自民党で、当時総裁だった谷垣氏が終始、党内の結束に腐心したことを紹介した。
「私はあの時が自分の原体験。今の党内の状況と、米政策、農業政策においても、対立を盛り上げるつもりはありません」と断言した。
その上で「いまいちばん大事なことは1つになって、頭合わせ、心合わせをする。時には誤解やおもしろくないことも一定あるかもしれないが、必要ならこちらからいくらでもおうかがいする。とにかく政策を前に進める自民党。このことを見せていかないと、本当に国民のみなさんから自民から心が完全に離れてしまう。そうならないように、今、私の大臣としての政策で前に進めるという形で全力を尽くしたい」と述べた。
石破首相の責任論をめぐる自民党内の対立と、自身の職務を重ね合わせるようにしながら、口にした。

