自民党の小泉進次郎農相は1日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時25分)に生出演。自身の前任者で、「私は米を買ったことがない」などと失言し、更迭された江藤拓前農相が、自民党でコメ政策などについて議論する新たな組織「農業構造転換推進委員会」の委員長に就任したことの是非を問われ、コメントした。
MCの大下容子アナウンサーから、今回の人事について質問を受けた小泉氏は、「これは自民党の人事ですから私がどうこう言うことではありません」とした上で、「こういったことがあると、自民党と私の対立とか、そう映った方が面白いと思った人たちが、いろんなことをあおることってあるんです」などと主張した。
一方で、「結果として今回、たとえば、大臣になって(随意契約による)備蓄米放出をやりますと言ったことを、自民党に十分に言ったわけではなく、そのことをもって面白くないから、いろいろ(自分自身が)言われたことはあります」と主張。5月21日の大臣就任直後に手掛けた随意契約による備蓄米放出に対し、党内から厳しい声を受けたことを示唆した。その上で「そこは、大臣の立場では、いま、機動的にやらないといけないことを1つ1つ、(党に)おうかがいを立てるわけにはいかないという大臣の立場は、ご理解をいただきたい」と理解を求めた。
「ご理解をいただきつつ、これから大きな政策をししっかりと議論をしてやっていく時に、お互いにしっかり議論をかわしながらやっていくという局面になっているというのは、私はしっかり大事にしたい」とも述べた。
その上で、「今、この問題に限らず、いちばん自民党にとって良くないのは、『何をやるのもバラバラだね(と言われること)』と」と、石破首相の進退論をめぐり意見が分裂している党内情勢を示唆。「私は特に、野党になった自民党で初当選した。あの時の総裁は谷垣(禎一)さんで、合言葉は『みんなでやろうぜ』で、とにかく党内にいろんな考えはあるけれど、みんな1つになろうよというスローガンの中、なんとかあの苦しい野党期間をしのいだ」と指摘。「私はあの時が自分の原体験。今の党内の状況と、米政策、農業政策においても、対立を盛り上げるつもりはありません」と、さまざまな動きと一線を画すように語った。
自民党農水族で知られる江藤氏の今回の就任については、改革路線の小泉氏に対する「監視役」の意味合いがあるのではないかと見る向きもある。

