「コバホーク」こと自民党の小林鷹之・元経済安全保障担当相は16日、国会内で会見し、党総裁選(22日告示、10月4日投開票)への立候補を正式に表明した。初めて出馬した昨年に続き、2度目の総裁選挑戦となる。

小林氏は冒頭のあいさつで、「今回の総裁選は、自民党にとって最後の、最後の総裁選になるかもしれない。そういう強い危機感を感じながら臨んでいる」と党の置かれた厳しい立場に触れた上で、党改革のテーマの1つに「one自民」を挙げ「『政治は国民のもの』という立党の原点に立ち返る」として、国民に直接語りかける機会を増やす考えを示した。

その上で「(自民党には)世代交代が必要。おれたちが変えていくんだという気概なしに、日本は変わらないという危機感でここに臨んでいる。その先頭に立つ覚悟でこの場に立っている。オープンで発信力ある自民党に変えていく」と熱い口調で述べ、世代交代の必要性を強く訴えた。

小林氏は「昨年、総裁選に敗れて1年、いろんな現役世代から話をうかがう中で、悲鳴にも似た怒りが、自民党に日に日にふくらんでいくのを肌身で感じた」とした上で「選挙にも負けた。もう崖っぷちなんです」と、今、自民党が置かれた厳しい立場についても、強い調子で訴えた。

党の姿勢について「『解党的出直し』と言うが、今も自民党には古い地味に問うの姿が見え隠れする。これだと変わらない」とも指摘した。

政策については、これからの日本像について「力強く成長するニッポン」「自らの手で守り抜くニッポン」「結束するニッポン」の3つのテーマを掲げ、自身が長年取り組んできた経済安全保障の観点から、土地取得などの外資規制に向けた法整備など外国人政策についても記し、取り組む考えを示した。

「私の姿勢は穏健保守。改革という名のもとに、既存の制度をばっさり切り捨てるようなことはしない」とも主張した。