5連覇を目指す藤井聡太竜王(竜王・名人・王位・王座・棋聖・棋王・王将=23)が昨年に続いて佐々木勇気八段(31)の挑戦を受ける、将棋の第38期竜王戦7番勝負第1局が3日午前9時からの2日制で東京都渋谷区「セルリアンタワー能楽堂」で開幕した。先手後手を決める振り駒は歩が3枚出て、藤井が先手、佐々木が後手となった。
定刻になり立会人の深浦康市九段が対局開始を告げると、藤井は右手で髪の毛に触れた後、いつものようにお茶を一服口に含む「初手お茶」。ハンカチで両手をふいて1、2回軽くうなずくと飛車先の歩を突いた。
一方の佐々木は初手を見た後、両手を2回横に伸ばすと腕組みして、じっと目をつぶった。体を前後に揺らしながら、指し手や用意した作戦を確認するかのように約1分消費すると、やはり飛車先の歩を突いた。
持ち時間は各8時間。両日ともに午後0時30分から1時間の昼食休憩、午前と午後のおやつが出される。初日は午後6時の段階で手番の側が封じ手を行い、2日目へと指し継がれる。

