5連覇を目指す藤井聡太竜王(竜王・名人・王位・王座・棋聖・棋王・王将=23)が昨年に続いて佐々木勇気八段(31)の挑戦を受ける、将棋の第38期竜王戦7番勝負第1局が3日午前9時からの2日制で東京都渋谷区「セルリアンタワー能楽堂」で開幕した。先手後手を決める振り駒は歩が3枚出て、藤井が先手、佐々木が後手となった。
藤井はここまで竜王戦4連覇。2021年(令3)に挑戦者として登場し、豊島将之竜王(当時)に4連勝して初めて竜王を獲得した。22年は広瀬章人現九段に4勝2敗で初防衛。23年は同学年で初めてタイトル戦に出てきた伊藤匠現叡王に4連勝、昨年はやはりタイトル戦初登場の佐々木~4勝2敗で下した。
将棋界ではタイトルを連覇するか通算で複数期獲得すると、「永世称号(王座だけは「名誉王座」の称号)」が与えられる。各タイトルによって違うが、竜王の場合は連続5期または通算7期という条件がある。藤井は今期防衛なら、その条件を満たせる。
過去の永世竜王は、2008年(平20)に羽生善治現九段に3連敗4連勝と、将棋界史上初の大逆転劇を演じて5連覇を達成した渡辺明現九段、その渡辺を17年に4勝1敗で下して竜王を奪取し、現在タイトル獲得通算99期の羽生の2人しかいない。
藤井が3人目の偉業に挑戦する。

