党勢衰退で存亡の危機にある社民党の党首選(21日~22日投票、23日開票)は4日、告示され、届け出順に、大椿裕子前参院議員(52)、副党首のラサール石井参院議員(70)、現党首の福島瑞穂参院議員(70)の3人が、立候補を届け出た。

3人は4日午後、国会内でそろって記者会見した。福島氏は「増やす 育てる 未来へつなぐ」、ラサール氏は「あなたが笑顔でいられる社民党へ」、大椿氏は「とことん働く人たちのための政党に」を、それぞれキャッチフレーズに掲げた。

社民党で党首選が行われるのは、2013年、吉田忠智氏と石川大我氏が争って以来、13年ぶり。福島氏は前任の土井たか子氏から党首職を継いだ2003年から2013年までと、2020年2月の再登板後、現在までの2度の期間、党首を務めている。同党首選では初めての「三つどもえ」の戦いとなる。

同党は近年の国政選挙で衆参とも議席を減らし続けており、現在、現職の国会議員は衆院はゼロ、参院は福島氏とラサール氏の2人だけだ。また、副党首を務めていた大椿氏は、先月の衆院選での沖縄2区での候補者擁立をめぐる発言で、福島執行部と対立。謝罪と発言の撤回を求められていたが、先月27日、Xで副党首辞任届の提出を表明。福島氏によると、この辞任届は受理されたという。大椿氏は記者会見冒頭で、一連の混乱について陳謝した。

今回の党首選は同党にとって、存続をかけた戦いとなる。