中道改革連合の小川淳也代表、立憲民主党の水岡俊一代表、公明党の竹谷とし子代表は8月31日夕、国会内で会談し、模索してきた3党の合流を見送ることを正式に確認した。今年2月の衆院選直前、高市自民党に対峙(たいじ)する野党勢力の結集を目的に急ごしらえで結党した中道は、スタートから7カ月あまりで事実上、分裂する。

立民は先月28日、中道への組織的な合流はしないことを伝えている。公明の竹谷代表は党首会談後の取材に、「公明だけが合流した場合、公明色が強い中道になり、かえって(中道の)惜敗者の方が離党するなどの動きが出れば、中道改革連合のかたまりを大きくしていこうということに逆行する」と主張。「デメリットを考え、公明のみが合流するということは控えるべきだというふうに判断した」と、合流見送りの判断に関して答えた。

衆院選では、公明出身者が比例代表で優遇されるなどしたことに、中道の立民出身者からは、当時の執行部判断への不満や疑問の声が出ていた。結果的に公明出身者は28人が当選し、立民出身者は公示前に参加した144人が21人に激減しており、落選者の間には、公明が合流することで公明色がより強くなることへの反発の声も出ていた。

竹谷氏は、「公明党として、これまでもこれからも中道政治の実現を目指していくことは変わらない」と主張。合流に向けた準備は進めてきたことに触れながらも、公明のみが合流する選択のデメリットに触れた。立民が合流を見送ったことには、「率直に、大変残念に感じた」とも述べた。

一方、小川氏は、今後について「中道改革連合に集った仲間のみなさんが再起動していくための『新たな形態』を見いだしていきたい」として、「衆院における統一会派の結成を目指す」と述べた。中道が立民出身者と公明出身者に分裂することが、念頭にあるとみられる。一方、竹谷氏は今後について、「新しい形での連携、中道政治を実現するためのの連携について、フェーズが変わっていくと思っている。小川代表、階幹事長ののもとで検討されていることを見守りたい」と述べるにとどめた。