横浜市で港湾運送事業、通関業、倉庫業などを営む京濱港運株式会社は、55年の創業以来、事業を通じて地元の発展に貢献してきた。昨年は横浜市指定有形文化財保全改修事業も協賛。池田秀人執行役員は「私たちの企業は港町横浜に大きく育てられてきた。恩返しのつもりで地元の活動に関与していきたい」と地域貢献の大切さを語った。

また、同社は16年4月からプロ野球DeNAのオフィシャルスポンサーとして横浜スタジアムに看板を設置している。昨年7月29日、全国高校野球選手権南神奈川大会決勝で、日本ハムドラフト4位万波中正外野手(18=横浜)の特大弾が左中間最深部にある同社の看板を直撃。翌日の本紙1面を飾った。池田執行役員は「大きな試合の注目選手の放った一打。偶然とはいえ非常にうれしいし、光栄です」と振り返った。

同社は大黒埠頭、本牧埠頭などに営業所を構え、総合物流サービス企業として高効率で迅速な港湾運送事業を展開している。池田執行役員は「今後も横浜市の発展に寄与していきたい」と話した。