6番人気のサウンドビバーチェ(牝4、高柳大)が2番手から抜け出し、重賞初勝利を果たした。

浜中俊騎手(34)がプラン通りに導いた。次走は、優先出走権を得た5月14日東京のヴィクトリアM(G1、芝1600メートル)へ向かう。なお、2着に10番人気サブライムアンセム、3着に9番人気コスタボニータが入り、3連単は101万円超の大波乱となった。

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先行馬の活躍馬が目立つ今の阪神芝において、サウンドビバーチェは2番手という絶好位で流れに乗った。「前々で競馬がしたいと思っていたので2番手に。ウインシャーロットが逃げると思っていたが、予想通りだった」。鞍上・浜中騎手が描いたプラン通りにレースは進んだ。

しかも、前半3ハロンが36秒1というオープン馬には楽なペース。余力を残して直線に向いたグラマラスな牝馬は、前脚を高く上げるパワフルな走りで逃げ馬をとらえ、勝利をつかんだ。「(4角で)これならと思った。手応え通り、しっかり伸びてくれた」。終わってみれば2着サブライムアンセムに1馬身1/4差をつける完勝だった。

これが重賞初勝利。以前から力は評価されていたが、運がなかった。昨年のオークスではゲート裏で他馬に顔を蹴られて放馬し競走除外。そのトラウマか、秋華賞(7着)ではゲートへ向かう途中で騎手を振り落として放馬した。「今日は返し馬の時に気を使った。徐々に精神面で良くなっている」と高柳大師。秋華賞と同じ阪神で重賞を勝ち、1つの壁を乗り越えた。

次走はヴィクトリアMへ。今度はオークスと同じ東京で壁を越える。【岡本光男】

◆サウンドビバーチェ ▽父 ドゥラメンテ▽母 スクービドゥー(ヨハンクライフ)▽牝4▽馬主 増田雄一▽調教師 高柳大輔(栗東)▽生産者 三嶋牧場(北海道浦河町)▽戦績 10戦3勝▽総収得賞金 9844万5000円▽馬名の由来 冠名+快速に(音楽用語)